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天上天下

子どもの遊びを観察していると
彼らは実に自由に面白いことを日々やっているわけです

大人の世界ではあり得ない会話や態度で
日々友達と過ごしていますね

今日はまた一つ、大笑いの寸劇がありました

公園で友人6〜7人(1歳半〜4歳、主に2歳代)で遊んでいたのですが
そこに5歳?6歳?くらいのお姉ちゃんが親ナシで一人で公園にやってきました

そしてみんなにじょじょに接近し
(例えばブランコをおしてあげたり、砂場でケーキを作ってあげたり
とにかく面倒見良く、遊んでくれるのです)

ついにはみんなを手なずけて
まるで先生のように?女王のように?金正日のように?
みんなを従えました

「みんなで手をつないで、あっちに走るよ!」
「みんなであの砂場の後ろのお家に入るよ!」
「電車ごっこで次は品川駅に行くよ!」 etc、、、

本当に遊び方がうまいのか、みんな新鮮だったのか、楽しかったのか、
とにかく随分と長い時間みんなを引き連れて
(みんなに指示を出し、従えて)遊んでいました


でも、やーちゃんだけは仲間に入れてもらえない
絶対にどうしても何をしても仲間に入れてもらえない


ママンはそれを見ながらちょっと心苦しかったけれども
椰子が全く私に助けを求めてこないで
果敢に「いーれーてー!」を繰り返し
また入れてもらっていなくても、入れてもらえたかの様に
勝手に仲間として振る舞っていたので
ざわめく気持ちを落ち着かせてジッと見守りました

途中、手下(変な言い方でごめんなさい)になっていた数人が
椰子を気の毒に思ったのか、手をつなごうとすると
ジョンウィルに「ダメ!」と制され、ことごとく仲間外れにされていたやーちゃん、、、


そしてある時、みんなが大きな木の下で「座って!」と命令されているその瞬間、
椰子は何を思ったのか、その「座って!」というジョンウィルの声に対抗するかの様に
一人、何もない曇り空を指差し「天上天下!」「天上天下!!」「天上天下!!!」と
叫び出したではありませんか!!(爆笑)

あまりにもその呼びかけに迫力があったものだから
みんなが座らずに立ちあがって椰子の指差す方に目を向けてしまったのです
(もちろん、私も「天上天下?!」と空を見上げてしまいました
 実際、何もなかったけど 笑)

慌てたジョンウィルはみんなにさらに声を荒げて
「座って!」「座って!!」「座って!!!」と征し
結局みんな座ってしまったのですが


やーちゃん、そこでやっと敗北感に浸ったようで
ちょっとべそをかきながらママンの元に走ってきたのでありました


でもまたすぐに再挑戦で
勝手に仲間に入っていたのですが
ジョンウィルは最後の最後まで椰子を仲間と認めてくれませんでした


こうして戦争は始まってゆくんだね、、、と
ママたちみんなで話しながら、この劇は幕を閉じました(笑)



あ、ジョンウィルちゃん、ジョンウィルちゃんなんて呼んでごめんね
悪意はないのよ
また一緒に遊びましょう!
あなたがいなければ、今日の劇は全く盛り上がらなかったし
椰子の「天上天下!」も聞けなかったわ〜

次回は唯我独尊まで言ってやるわよ!






さ、行こうか
by mamanboise | 2011-11-11 00:07 | 名言
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